薬局で買える「睡眠改善薬」とは

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睡眠薬と改善薬の違い

医師に処方してもらい服用する薬と、薬局で買える睡眠改善薬は、使われている薬の内容が異なります。日本で発売されている睡眠改善薬は風邪薬にも使われている「抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン塩酸塩)」を使ったものです。

ヒスタミンという物質には覚醒作用があります。風邪薬を飲んで眠くなるのは、このヒスタミン受容体をジフェンヒドラミン塩酸塩でブロックしてしまうからです。睡眠改善薬はこの副作用を利用して一時的な睡眠効果をもたらすことができる薬なのです。

日本以外ではアメリカ、イギリス、カナダ、ドイツなどで同様の成分を使用した薬が販売されています。日本でも一度に購入できる量に制限がありますが、自由に薬局で購入できます。

一時品薄になった「ドリエル」

2003年、日本でも睡眠改善薬の一般医薬品第一号として発売されたのが、エスエス製薬の「ドリエル」です。一時的な不眠を感じているときに服用すると、不眠が改善される効果が期待できます。

「薬局で買える初めての睡眠改善薬」と言うことで、発売開始時には売り切れとなるなど、話題を呼びました。寝付きが悪い、眠りが浅いと言った症状を訴える人を対象に飲んでもらったところ、不眠症状が改善されたと答えた人は79.2%。医師が評価する睡眠改善効果は82.1%という結果が出ました。( http://www.ssp.co.jp/drewell/products/)

一方、効き目は人によって個人差があり、強い眠気を感じる人や全く眠気を感じない人もいます。風邪薬を飲んで眠くなったことがある人は、効果が期待できるでしょう。

ドリエル以外では、「ナイトール」や「ナイフル」「ドリーミオ」などの薬が同一の有効成分を含む睡眠改善薬として発売されています。

睡眠改善薬を服用する時の注意

薬局で買えるとはいえ、睡眠改善薬も飲み方に気をつけないと副作用やアレルギー症状などが起こる可能性があります。

15歳以下の子ども、妊娠中・授乳中の人、すでに睡眠薬を処方されている人は服用してはいけません。また、他のアレルギー要薬や鼻炎薬、風邪薬、乗り物酔いの薬とも併用しないようにしましょう。

服用は就寝時に限り、服用した後は乗り物や機械の運転操作は危険です。アルコールもNGです。睡眠薬と同様、薬品に添付されている注意書きを読んでルールを守り、服用しましょう。

睡眠改善薬は一時的な不眠症状に対して使うものです。連用を避け、改善が見られない場合は医師へ相談しましょう。


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