体内時計を調整する新しい睡眠薬ラメルテオン

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増えてきた「概日リズム睡眠障害」

今までの睡眠薬は、脳の興奮を抑える鎮静効果で「眠気」を誘う効果の高い薬が使用されてきました。「夜眠れない」という症状であれば、夜寝る前に薬を飲んで寝ることで、不眠症が軽減されます。

しかし最近はただ「眠れない」と言うだけでなく、生活そのもののリズムが狂うことで睡眠時間がずれ込む「概日リズム睡眠障害」の人が増えています。そこで開発されたのが体内時計のズレからくる睡眠障害に効果のある睡眠薬です。

メラトニンと同じような働きをする睡眠薬

体内で目覚めや眠気をコントロールしているのが「メラトニン」と呼ばれるホルモンです。メラトニンに注目して開発されたのが「メラトニン受容体作動薬」という薬です。薬の名前は「ラメルテオン」。

日本では2010年に認可され、武田薬品工業が「ロゼレム錠」という商品名で販売しています。

参考:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1190016.html

ラメルテオンのメリット・デメリット

「ラメルテオン」は、メラトニンと同じような働きをすることで眠気を強め、体内時計を調整する効果が期待できます。メリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

メリット

  • 今までの睡眠薬と比べて依存や乱用、離脱症状が起こりにくい
  • 体内時計を調整する効果が期待できる
  • 効き目はゆっくり

デメリット

  • 眠気、頭痛、怠さなどを感じることがある
  • ごくまれにじんましんなどの重度のアレルギー反応
  • 重度の不眠症、精神疾患がある場合は使えない
  • 一部の抗うつ剤と一緒に使ってはいけない
  • うつ病患者には使用禁止

ラメルテオンにもデメリットやタブーがあります。ごく一部ではありますが、眠気や頭痛、だるさなどの症状が出たり、じんましんなどの重度のアレルギー反応が出るケースもあるようです。

また不安障害などで薬を処方されている場合は、一緒に飲むと病状が悪化するため、飲み合わせにタブーがあります。特にすでにうつ病と診断されている場合は使用ができません。医師と相談の上で服用しましょう。


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