夢を見るのは何故なのか

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寝ているときに夢を見ることがあります。古代から、夢は神様からのお告げとされたり、霊魂やもののけのなせる技、というとらえられ方をされてきました。現在でも夢の研究は進んでいますが、なぜ夢を見るのかははっきりしたことはわかっていません。

夢について、心理学では「無意識からのメッセージ」や「自分の中に隠された感情や願望が表れたもの」というとらえ方をしています。

また、脳科学では「体験したことの整理や再考」「学習したことの定着・圧縮」「新しい気づきや発見を促す」としています。夢は、昼間起きている時には意識できない感情や思考などに、スポットが当たった状態と言えるでしょう。

「つじつまが合わない夢」を見る理由

私たちはレム睡眠とノンレム睡眠では違う夢を見ます。レム睡眠の間に見る夢は起きていても覚えやすく、空を飛んだり、超能力が使えたりと、奇想天外な夢を見やすい傾向があります。普段起こりえないような恐ろしい「悪夢」を見るのもレム睡眠です。

これは、脳が起きている時間に経験した内容を反復しつつ、脳の中に定着させようとしているため。つじつまが合わない設定が多いのは、脳がさまざまなパターンの思考や記憶をテストしている状態と考えられます。

寝て起きたときに「いいアイディアがわいた!」と思うことがありますが、これも眠りの中で脳が活動し、夢を見ながら新たなひらめきが与えられたせいかもしれません。専門家の間でも、眠りと夢の関係については、更なる研究がされています。

また、ノンレム睡眠中も夢を見ますが、レム睡眠の時のように覚えているときは少ないです。内容もレム睡眠の時のように奇想天外なことは少なく、割と日常の生活と変わらない平凡な夢であると言われています。

夢の中で上達する「レミニセンス現象」

子どもの頃、自転車や逆上がりの練習などを頑張っていて、夢の中でも練習していた…なんていう経験はありませんか?一生懸命取り組んだ内容が夢に現れ、夢の中でコツやヒントを得て、実際に起きてやってみるとできたという体験。これを「レミニセンス現象」と言います。

レミニセンス現象は、起きている時に取り組んだ内容が、寝ている間に脳に定着して起こる現象です。運動だけでなく、数学やピアノなど、多岐にわたる内容で効果がわかっています。

「上達したい」「理解したい」と熱心に取り組んだ結果、起こりやすい現象で、大人になっても起こることがあります。努力することと睡眠で脳のための時間を取ることで、更なる飛躍が生まれる現象です。

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