身体に備わった体内時計と眠りのリズム

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人の体にはおおよそ24~25時間ほどでリセットされる「概日(がいじつ)リズム(サーカディアンリズム)」という体内時計があります。私たちが時計を見ながらスケジュールをこなすように、体も体のリズムにしたがって動いているのです。

朝起きて夜寝る生活の場合を見てみましょう。

  • 朝…体温が上昇し、身体が目覚め活動
  • 昼…昼食後、少し眠くなる
  • 夜…リラックスした気分になり、体温が下がって徐々に眠くなる

朝は交感神経が優位になるため眠気はあまり感じず、活発に動けます。

お昼ご飯を食べた後、少し眠気が来ます。居眠り事故が多いのは深夜から早朝にかけてと、14~16時ごろといったデータもあります。南欧では「シエスタ」という昼寝の習慣があるのも、体のリズムに則っていると言えるでしょう。

夜は徐々に副交感神経が優位になり、リラックスした気分になります。夕食やお風呂の後は徐々に身体の体温が下がり、眠くなります。これも、自律神経の働きによるものです。

睡眠にもある「眠りのリズム」

人の眠りは、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)とを交互に繰り返しながら眠っています。周期はだいたい90分程度です。

まず、寝入った時に深い眠り(ノンレム睡眠)におち、その後にレム睡眠。再びノンレム睡眠…といった、グラフにするとギザギザした形になります(鋸歯型波形)。

繰り返し起こるノンレム睡眠には、ステージ1~4の眠りのレベルが設定されています。ステージが上がるほど眠りは深くなり、簡単な刺激や呼びかけには反応しなくなります。ステージが高い眠りほど、脳が無意識に活動していると考えられています。

成人の正常な眠りの場合、まず最初にいきなりノンレム睡眠のステージ4が訪れ、そのあとノンレム睡眠と反復したあと、徐々にノンレム睡眠のステージが浅くなっていき、目覚めます。

仕事やライフスタイルによっては夜が勤務時間だったり、昼近くになってから目覚めるという人もあると思います。その人の生活習慣にあった体内時計のリズムが身についていて、特に睡眠に不満がなければ問題はありません。

ですが、深い眠りに入っているときに目覚ましが鳴り、起きなくてはならないときは非常に不快感がありますし、仕事などで起きていなければいけないのに、夜眠れなくて眠気がとれない、といった時は生活が非常につらくなります。身体のリズムや睡眠のリズムと、自分の生活の時計がかみ合わないとき、不眠の悩みが深刻になるのです。

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