レム睡眠とノンレム睡眠の違い

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人間の睡眠では、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返しています。その周期はだいたい90分程度です。レム睡眠とノンレム睡眠の違いについてみてみましょう。

浅い眠り「レム睡眠」とは

レム睡眠とは「急速眼球運動(Rapid eye movement)を伴う眠り」という意味です。レム睡眠中は、体は眠っているけれど、脳が活動している状態で「体の眠り」と言われています。

夢を見るのもレム睡眠中が多いといわれ、起きても思い出せる夢はたいていレム睡眠中。昼間勉強したことや見知ったことを記憶として定着させるのも、レム睡眠の重要な役割です。

外界の刺激に敏感な幼児や新生児は、レム睡眠が睡眠時間の約半分以上です。大人の場合は、レム睡眠は眠った後すぐは5分程度と短いですが、徐々に長くなっていきます。一晩に数回、繰り返します。

深い眠り「ノンレム睡眠」とは

ノンレム睡眠とは、体は起きているのに、脳が眠っている状態で「脳の眠り」と言われています。ノンレム睡眠中に成長ホルモンが分泌されたり、脳の情報処理や身体の調整などが行われるためです。

ノンレム睡眠には4つのステージがあり、ステージ数が上がるほど深い眠りとなります。寝返りや歯ぎしり、いびきなどもノンレム睡眠中の体の動作です。

通常は眠ってから1時間以内に「ステージ4」の眠りに到達することが多く、そのあとは徐々にノンレム睡眠のステージが下がり、浅い眠りに近づいていきます。一晩に数回、繰り返します。

不思議な「金縛り」と「夢遊病」

レム睡眠の時、体は寝ていて、脳は起きています。逆に、ノンレム睡眠の時、体は起きているけれど、脳は眠っています。

普通に眠っている場合は問題がありませんが、何かの拍子にレム睡眠中に目が覚めてしまうと、「意識はあるのに体がよく動かない」状態になります。これが「金縛り」です。

逆に、「意識がないのに体が動いてしまう」状態で、夜中に起きて行動する病気もあります。これが夢遊病(レム睡眠行動障害・睡眠時遊行症)です。

夢遊病の人は、夜中に自分が動き回ったことをほとんど覚えておらず、脳が睡眠状態にあることを示しています。過去には、けんかする夢を見ていて、実際に隣にいた妻を殺害するといった事件も起きています。体が動かないはずのレム睡眠中にもかかわらず、体が動いてしまったことが悲劇の原因だと言われています。

眠りと行動、意識の関係にはまだまだわからない部分も多く、現在も眠りに関する研究が続けられています。

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