概日リズム睡眠障害の原因に

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睡眠サイクルがずれる「概日リズム睡眠障害」

「仕事に行かなきゃいけないのに、朝どうしても起きられない」「毎日、睡眠時間がずれ込んでいく」…このような状態が続くと、仕事にも体にも影響が出てしまいますよね。

体にもともと備わっているリズムのことを「概日リズム(サーカディアンリズム)」と呼びます。この体内時計のリズムが何らかのかたちでずれ込んでしまい、生活に支障をきたす睡眠障害を伴う場合があります。これが「概日リズム睡眠障害」です。

海外旅行に行ったときの時差ボケも、概日リズムのずれから起こります。普通通りの生活をしているのにずっと時差ボケのような状態が続く時は、注意が必要です。

「概日リズム睡眠障害」の5つの分類

仕事のシフトが原因

夜勤と日勤が交代にある仕事などで、シフトが変わるときに不眠や眠気、効率の低下、だるさや食欲不振などが起こります。体のリズムと、仕事のスケジュールがかみ合わないことが原因です。

睡眠相後退症候群

明け方まで寝付けないまま、いったん眠ると昼過ぎまで起きられない状態が続く。無理して起きると眠気やだるさが強く、仕事などに支障が出てしまいます。体内時計が遅い時間にずれ込むため「後退」という言葉で表されています。

睡眠相前進症候群

夕方の早い時間から眠くなり、寝た後は早朝に目が覚めてしまう状態。体内時計が前倒しになっているので「前進」という言葉になります。高齢者に多い症状です。

非24時間睡眠覚醒症候群

寝る時間と起きる時間が毎日1~2時間ずつ遅くなっていく状態。体内時計がリセットされないために起こります。若い人や、海外生活などで昼夜逆転をしたあとに続くことがあります。

不規則型睡眠覚醒

寝る時間と起きる時間が昼夜を問わず不規則になる症状。夜の不眠、日中の過眠、昼寝の増加などが挙げられます。体内のリセット機能が弱くなると見られ、病気療養中の人や高齢者にも見られます。

社会生活に支障をきたすデメリット

「概日リズム睡眠障害」は、体内時計と睡眠時間、生活時間のずれ込みです。特に困るのは「仕事中に眠気が出る」「朝起きられずに仕事に遅刻してしまう」といった症状です。

本当は睡眠障害のせいなのに「サボっている」「不真面目だ」といったレッテルを貼られ、職場での人間関係が悪くなったり、退職や転職を余儀なくされるケースも。体内時計と、社会的なスケジュールがずれることに強いストレスを感じるため、うつ病や他の病気のリスクも高まります。

概日リズム睡眠障害は体本来の概日リズムを取り戻すことによって、回復することができます。生活習慣を見直して、体と生活のサイクルがうまくかみ合うようにしていきましょう。

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