睡眠不足は太りやすい体質になる

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ウエスト周りのサイズオーバーと脂質異常・高血圧・高脂血症のいずれかが組み合わると「メタボリックシンドローム」という診断が下ります。おなか周りが気になる人は、不眠にも要注意です。

睡眠時間と肥満度には関係があった!

スタンフォード大学の調査では、睡眠時間と肥満度(BMI)を調べた結果、「睡眠時間が6~7時間」の人が最も肥満度が低く、睡眠時間が短くても長くても、肥満度が高まることがわかりました。

この調査によると、睡眠時間が短い人では食欲を増進させる「グレリン」という物質が多く分泌されており、逆に食欲を抑える「レプチン」の分泌が少なくなっていることがわかりました。

不眠だと脂肪をため込みやすくなる理由

体にとって必要な「睡眠」。質の高い良い睡眠が取れないことは、体にとってとても不快なストレスです。

体はストレスを感じると「コルチゾール」と呼ばれるホルモンを出し、ストレスに対抗します。コルチゾールそのものは悪いものではありませんが、強いストレスを感じてコルチゾールが大量に分泌されると、インスリンの働きを阻害し、血糖値の上昇を誘ってしまいます。結果、脂肪がため込まれやすくなるのです。

寝ている間には血糖や血圧の調整の他、体脂肪の燃焼なども行われます。不眠だと体がストレスを感じ、コルチゾールが脂肪をため込む上、寝ている間もうまく脂肪の燃焼が行えない…という悪循環が起こるのです。

成長ホルモンはダイエットにも効果あり

眠っている間にはいろいろなホルモンが分泌されますが、「成長ホルモン」もその一つ。成長ホルモンは子どもでは脳や筋肉、骨の成長、成人では細胞の新陳代謝や筋肉の強化、脂肪の分解などを促します。

成長ホルモンは寝ている間の「ノンレム睡眠」の時に分泌されるので、よく眠れない日が続いていたり、不眠傾向にあると分泌量が落ちてしまいます。結果、筋肉が作られず、脂肪がたまる「代謝の低い体質」になりやすいのです。

また、先ほど紹介した「コルチゾール」が大量に分泌されていると、成長ホルモンの分泌も阻害されてしまいます。ストレスと不眠は、ダイエットの大敵なのです。

メタボリックシンドロームの人は糖尿病や高脂血症、高血圧症にもかかりやすく、さらに睡眠時無呼吸症候群にもなりやすい傾向が知られています。これらの病気と密接に関わっていることがわかったのはつい最近です。「太ってきた」「眠れない」といった悩みがある人は、治療やダイエットとともに睡眠の改善にも取り組む必要がありそうです。

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