不眠で生活習慣病が悪化する

lifestyle-disease-title

高血圧と不眠の関係は

血圧をコントロールしているのは交感神経です。交感神経は普通、日中に働き、人が運動や思考などをするのに適した状態に血圧を上げています。

交感神経は夜になると働きが低下し、代わりに副交感神経が働きます。副交感神経は血圧を下げる働きがあるので、寝ている間は心拍数が下がって、低血圧な状態になります。

しかし、不眠で交感神経と副交感神経のバランスが崩れているとき、寝ていても副交感神経が働かず、血圧が高いままになってしまうことがあります。この状態が続くと高血圧症の他、心筋梗塞などの症状のリスクが高まります。

高血圧の症状の人には「不眠」の悩みを持つ人も多く、ある調査では、「寝付きが悪い(入眠障害)」「途中で起きてしまう(中途覚醒)」などの症状がある人は、健康な人に比べて高血圧を発症するリスクが約2倍になるという報告も。高血圧と不眠も、切っても切れない関係にあると言えます。

血糖値・糖尿病と不眠症

不眠の症状がある人は、ない人に比べて糖尿病の発症リスクが2~3倍に高まる…というスウェーデンの調査があります。理由ははっきりとはしていませんが、睡眠不足だと「コルチゾール」が多く分泌されると、血糖値の上昇を抑える働きが低下するためかと考えられています。

糖尿病の原因は「飲酒」「肥満」が知られていますが、実は睡眠も重要な原因の一つ。コルチゾールのおかげで「脂肪をため込みやすく、血糖値のコントロールがしにくい体」になってしまう恐れがあるのです。

生活習慣病と不眠は一緒に治療しよう

不眠は肥満をはじめ、高血圧や血糖値上昇にも深く関連しています。最近の治療では、生活習慣病の治療とともに、不眠治療を始めたところ、どちらの症状も改善に向かったケースがあります。不眠が改善されて眠れるようになると、血圧や血糖値が下がり、体重も減るといった良い効果が生まれたためです。

切っても切れない不眠と生活習慣病の関係。健康診断で引っかかったり、医師から注意を受けた人は、自分の睡眠を振り返ってみましょう。不眠も生活習慣病も、一緒に治療することが大切です。

関連記事


「不眠が引き起こすリスク」の記事一覧へ

不眠症対策のセオリー!睡眠薬に頼らず不眠を治す快眠法 TOPへ

このページの先頭へ