不眠症がうつ病の引き金になる

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「うつ病」ってどんな病気?

うつ病とは、精神の働きが低下することによって起こる精神疾患の一つです。古代からうつ病の存在は知られていたものの、現代でも原因はよくわかっていません。

世界でのうつ病患者は、およそ3億5000人を超えると言われています(2012年、WHOによる調査)。男女比では女性の方がうつ病になりやすく、男性の患者数に比べて2~3倍です。

日本でも近年はうつ病患者数が増え、100人に3~7人はこれまでにうつ病を経験した人がいるという調査結果もあります。うつ病は特別な病気ではなく、誰でもかかる可能性のある身近な病なのです。

うつ病にもさまざまな種類があり、人によって出方や感じ方が異なりますが、うつ病は「単なる気分の落ち込み」ではありません。一時的でなく慢性的に続く以下の症状が、うつ病の代表的なサインとなります。

  • ゆううつで気分が重い(抑うつ)
  • 何をしても楽しくなく、興味がわかない
  • 疲れているのに眠れない(不眠)
  • 一日中眠い(過眠)
  • 起きる時間より早く目覚める(早朝覚醒)
  • イライラや焦りを感じ落ち着かない
  • 「自分が悪い」「自分は無価値だ」と自分を責めてしまう
  • 思考力の低下
  • 死にたい気分になる
  • 人に会うのがいやになる
  • 食欲や性欲がない
  • 胃腸が不快

不眠とうつ病の深い関係

上に挙げたリストの中に、不眠症状に関するものが3つ入っています。実際にうつ病患者の身体症状では「不眠」が最も多かったという調査結果もあります。

不眠症の患者にはうつ病が、うつ病患者には不眠症が多いと言うように、「うつと不眠」は切っても切れない関係にあると言ってもいいでしょう。不眠とうつが組み合わさると、眠れないことでさらにうつ状態が悪化し、深刻になることもあります。

夜眠れない時に悶々といろいろな悩みを考えてしまい、余計に眠れなくなる…という経験は誰にでもあるもの。ですが一時的ではない「眠れない」状態が続いたり、上のリストの内容が思い当たる場合は、うつ病の可能性も考えられます。

うつも不眠も、適切な治療やケアで改善します。しかし、放っておくと自殺や他の病気を招き、健康から遠ざかってしまいます。まずは体にも心にもつらい「不眠」を見直し、原因や改善方法を見つけていきましょう。

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